« 2005年05月 | メイン | 2005年07月 »

 1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  | 全部読む

ファンのための企画ではない“府民無料デー”の正体

6月27日に大阪ドームで行われたオリックス×楽天の試合は“大阪府民デー”と銘打たれ、大阪府民は無料で観戦することが可能だったらしい。「らしい」というのは、自分はこの試合に全く関心がなかったからだ。

「○○在住の人は無料です」という企画そのものは、前身の近鉄時代から恒例になっているもので、一昨年も昨年も行われたもの。見てるのか見てないのか知らんが、身分証明書を提示すると自由席に無料で入場できた。

無料招待日の客は変な人が多く、阪神戦のチケットを取り損ねたからヒマ潰しにきたと言わんばかりの軽薄な輩がいて、まじめにパリーグの試合を観戦しにきた客にとっては迷惑この上ない日だったが、それでも普段より少しでもたくさんの客が入れば選手にとっては励みになるだろうし、こういう機会を通して1人でも多くの人間がパリーグの魅力を知ってくれるきっかけになるならと、それは理解し受け入れてきた。

しかし現実はどうだったかといえば、無料招待でいくら客を増やしても、それは球団の経営を圧迫するだけであった。鮭の河登りではないが、のちにリピーターとして球団に金を落として頂かなければ無料招待の意味など無かったのだ。それどころか「無料招待日は変な客が多いから」という理由で、普段はお金を払って見に来る客足さえ遠のけてしまったのでは本末転倒。これがファンサービスだとするなら、一体どこの誰を対象に、どのような目的を意図したものであったのか、是非教えて欲しいものだ。

その企画の発想は良かったかもしれないが、中身が全くなかった。一見、素晴らしいサービスを提供しているようにみえるが、その先にあるべきビジョンが全く見えてこないのでは、近鉄球団のやってることは単なるボランティア行為である。その結果、「垂れ流しの赤字」を理由に球団を手放す近鉄だが、その経営の実態が如何に放漫なものであったかを探るのに、この無料招待イベントは格好の物差しであると思っている。

そして今年、近鉄とオリックスが合併し、地域色より企業色を優先した結果、フランチャイズが何処にあるかも分からず、誰からも愛されることのない異質な球団・オリックスバファローズが誕生した。大阪では大阪の球団と名乗り、神戸では神戸の球団と名乗る無節操さは、もはや語るまでもあるまい。

今年も“大阪府民無料デー”は組まれた。試合前、両監督に花束を贈呈したのは太田房江知事。この女、大阪の球団が消滅の危機に瀕している頃も我関せずと、隣県の球団にお熱を入れていた売国奴の知事である。今さら、何をしにきたのか。どうせ1時間ほど試合を見たら席を立ち、家に帰ってサンテレビでも見るつもりだろう。去年はそうだった。大阪府知事も大阪市長も、球場に来ても決してゲームセットまで見届けたことがないのだ。無論、バファローズファンが集まるエリアには座ろうとしたことも一度さえなかった。サービスをしているような顔をして客のいうことを一向に聞き入れない球団と、その球団が呼んできた府民の声を聞き入れない知事。府民招待が形骸化していることはここからも窺えるというものだ。

そもそも、タダで試合を見せる以前に、分別のある人間ならばオリックスなんて応援する気にはならないだろう。オリックスという企業が、プロ野球という公共財にどういったダメージを与えたか、賢明な人間はまだ忘れていない。百歩譲って、この種の企画が野球場に活気を呼ぶために有意義なものであるとしても、オリックスにとって「無料」はセールスポイントとならないと断言する。見境もなく、とりあえずやりましたというだけならサルでも出来るわけだが、そのサル並みのことを実際にやってしまうところにオリックスのプロ野球への了見の無さが端的に証明されている。

昨年同時期の無料入場客は8500人。このうち何人がリピーターになったのか、近鉄は全く把握していない。調査すらしていない。この日の入場客、約2万人。そのうち無料入場が1万人。その1万人が、有料入場者としてリピーターになる確率はどれくらいなのだろうか。近鉄もオリックスも、無料で客を入れるだけで、事後のリサーチを入念にやっている形跡はない。神戸で行われる花火ナイターもそうである。経営とは、サービスを提供することではなく、提供の見返りを得るまでを指す。その程度の基本すら出来ていない会社が、経営を傾いたとしてそれは当然の報いだ。

55年間も大阪に本拠地を置き続け、球団名に「大阪」の冠まで付けた近鉄バファローズですら、その程度にしか扱わなかった大阪である。既に無意味なものであったにも関わらず、オリックスが同じ企画に片足を付けたところで誰のためにもならないのではないか。それでも続けるには何か別の意味があるのではと疑わざるを得ない。

今回は、府から「身分証では煩わしいので府の広報誌を持参した者を入場させてはどうか」という提案があったという。実際、府の広報誌を持っていくと、それだけで奈良県民だろうが和歌山県民だろうが問題なく入場できたという。大阪府によると、府の広報誌、つまり「府政だより」は年に9回発行され、大手新聞では折り込み広告としてこれを配布しているところもあるという。また府内の公共施設や、警察、病院、駅などで容易に入手することができるという。

大阪府民無料デーを終えた府広報課は、報道機関に対して「広報誌が府民の方々にかなり読まれていることを実感した」という談話を残している。そう、大阪府は野球なんか、いやオリックスの野球なんかどうでもいいと言っているに等しいのだ。野球と通して、広報誌を露出できればよいだけなのだ。あまつさえ地元の球団を大切にできない大阪の土地柄にあって、地域を軽んじたオリックスに突きつけられた、これが大阪の答えである。

球団は地域を裏切り続けた張本人。客にとっては全く無意味なサービス。地域の色物として扱う行政。それでもオリックスが府民デーをやる意義とは何なのだろうか。次回の広報誌にはデカデカと載るであろう「オリックス、大阪ドームに府民無料招待」。結局、宣伝目当てであることは明らかだ。

改革だと大騒ぎしているのに、実際は何も変わっていないどころか、むしろ逆行と後退を繰り返している日本のプロ野球界。オリックスとその周辺の相関図は、正にその縮図である。その中心に位置しているのが、府民無料招待というイベント。ファンサービスのようなふりをして全くファンのためではないこの企画は、オリックスの企業宣伝と大阪府の広報活動を報告する場に過ぎず、最低限のマーケティングリサーチさえ行われることなく、阪神に媚びず慎ましやかに野球を楽しもうという大阪の野球ファンの望む「大阪の球団に活気を」という願いなど微塵も反映されないものである。

近鉄ファンとしてではなく、いち大阪府民として言わせていただく。つまるところ、オリックスバファローズなんて球団、大阪には不要である。心おきなく出て行ってほしい。こんな球団が居座るくらいなら、球団のない街にでもなったほうがよほど健全とさえ思える。何もオリックスのケツの穴を舐めてまで、大阪に球団が必要ということはない。無くなれば、また作ればいいだけだ。そこにあるオリックスよりも、出来るかどうかも分からない未来を追う方が、よっぽど夢がある。

第28回 帝王賞 (GⅠ)

上半期の競馬、総決算。

今年の帝王賞、メンツはやや物足りないなという印象。個人的にはサカラートに出てほしかったと思うし、アドマイヤドンがいないのを寂しく思ってる人も多いだろうし、パーソナルラッシュは今どこ何してるのって感じがしないわけでもない。

>> 続きを読む

遠井吾郎さんが亡くなりました

びっくりした。

阪神一筋の現役21年。「私が試合に出ないことでチームのお役に立てるなら…」に代表されるユニークなキャラクターで愛された遠井吾郎さんが亡くなったそうな。

遠井さんは、私が物心付く前に現役引退してしまったので、リアルタイムでプレーをみることができなかった。ただ、その伝説は、ありとあらゆるところで語り継がれ、OB戦なんかでたまに見かけると「ああ、こういうタイプな」と頷いてしまう選手だった。

しいて現代に置き換えれば、ちょっとスケールの大きい初芝のようなものかと思えばよい。

長嶋や王になくて、遠井にあるもの。私は、客を笑わせ、喜ばせることもプロの仕事だと思っている。どれだけ立派な技量があっても、客を楽しませることが出来なければ、それはプロの野球選手としては二流だと思っている。その意味において、遠井は一流の選手だった。

六大学でちょっと名前の売れた選手に裏金ばらまいて逆指名かっさらい、経営の苦しい広島やパリーグから四番を横取りしまくったり、悪態の限りを尽くす昨今の阪神タイガースを無分別に平気な顔で応援しているような人たちに、エンターティナー・遠井の値打ちは決して分かるまい。

アンチ阪神な人から愛されてやまない遠井吾郎に、巨人と同類の金権野球万歳体質を愛する阪神球団と弱い者いじめに日々精を出すように変質したさもしき阪神ファンになりかわり、“裏ミスタータイガースの称号”を贈る。合掌。

ミュージッカルバトンなるものが回ってきたピンチ

『hama sea gull26』のかんないさんから[ミュージカルバトン]なるものが回ってきた。一種の「不幸の手紙」というか、現代風にいうなら「チェーンメール」みたいなもんかな。と、まぁ面白そうなので、なんかよく分からんまま見よう見まねで乗ってみる。

てことで、まず、バトンについて俺の思いの丈を語らせてもらうよ。

そもそもだな、バトンといえば運動会のリレーで使う棒のことじゃないか。俺は昔から足が遅いから、運動会は嫌いなんだよ。リレー選手に選ばれるようなイケメンも大嫌いなんだな。普段は赤点とりまくりのドアホのくせして、運動会だけイキがってんじゃねーぞとな。足が速いというのは、そんなに偉いことなのか。たかが運動会のリレー選手ごときで、キャーキャー言ってんじゃねーよ、田舎の牝ブタども。

そんな運動会が大嫌いな貴方にオススメの一曲、嘉門達夫の『劇的な日常』というアルバムに収録されている『地獄の運動会』を紹介しよう。

明日は地獄の運動会~ 雨降れ~ 槍も降れ~ ♪

…って、そういう話じゃないんだな。マジメにやるよ、マジメに。

>> 続きを読む

第46回 宝塚記念 (GⅠ)

本当はサイレントディールに岩田が乗る予定だったので、これからドカンと行こうと決めていたんだが…。園田の馬が直前で回避してしまったため、乗れなくなってしまったとのこと。代打はテン乗りの渡辺。別に渡辺がキライとかいうわけじゃないんだけど、これじゃとても買う気しませんってば。

毎度ながら思うんだが、日本の騎手免許制度ってホントおかしいよ。岩田と渡辺、馬乗りの技術は誰がどう見ても岩田が上。ただ渡辺は中央競馬の課すペーパーテストに合格したから中央競馬に自由に騎乗でき、それに合格できない岩田は地方競馬を代表する名手でありながら中央競馬には騎乗することさえままならない。騎手免許を取るのに、馬に乗る技量よりペーパーテストが重んじられる国って、日本だけだよ。

ということで本命はタップダンスシチー。佐々木調教師曰く「これで負けたら老化現象」と、相当な気合で連破を狙う。枠順の抽選では「15番を引いてくる」と宣言して、本当に15番を引いてしまう強運っぷり。コラ、誰だ、「それで運を使い果たしたと」と高笑いしてる奴は!? 元々ハナにはこだわらない馬なので、大外枠から内を見ながらマイペースで競馬できる。

レースの展開はコスモバルク次第かと思われる。日経賞を思い出そう。千葉ジョッキーは岡田総帥に絶対に逆らうことが出来ない。どんなに引っかかってもアドリブを利かせてレースを掻き回すような乗り方は出来ないジョッキーなのだ。この馬主と騎手のおかげで、宝塚記念は競艇でいえば“進入固定”の整然とした展開で流れることが予想される。

対抗はアドマイヤグルーヴ。正直、スイープトウショウとアドマイヤグルーヴの取捨で迷っていたのだが、武の「後ろからいく」宣言で、こちらを取ることにした。暴走するであろうコスモバルク、突っつくであろうビッグゴールド、これに馬なりで併わせるであろうタップダンスシチー、それをマークするであろうゼンノロブロイ、ペースの早い遅いに関係なく仕掛けが早いレースになることは明らかで、後方待機勢には針路が開くはずで、武の腕なら難なく突っ込んでこれるだろう。

ゼンノロブロイは休み明けだから割り引き。というか、元々、あんまり好きな馬じゃないからと言ってしまえば、その通りなわけだが…。藤沢厩舎は休み明けで宝塚記念を使うのがお好きらしいが、バブルガムフェローもシンボリクリスエスも勝てなかった。デザーモへの手替わりもも決してプラス要素とは言い難く、来ても2着までという評価に留める。ならば消せよと言われるかもしれんが、消すに消せないのが私のスケベなところ。そんな自分が大嫌いだ、っておい!

>> 続きを読む

全部読む |  1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6 

 Restore Buffaloes !!

Information

Calendar

2010年5月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

Mobile

Etc.

あわせて読みたい
Listed on BlogShares
Subscribe to my feed, なにわっち's Weblog
Subscribe to my feed, なにわっち's Weblog
人気blogランキング
ブログランキング・にほんブログ村
にほんブログ村 野球ブログ
にほんブログ村 野球ブログ - 思い出の球団
にほんブログ村 競馬ブログ
にほんブログ村 競馬ブログ - 地方競馬・ばんえい
にほんブログ村 車ブログ - モータースポーツ
にほんブログ村 トラコミュ - 近鉄バファローズ
にほんブログ村 トラコミュ - 園田競馬・姫路競馬
人気ブログランキング・ブログの殿堂
blog seo tool : track word
RSS feed meter for  http://naniwacchi.just-size.jp/weblog/

My Profile

My Bookmark

パシフィックリーグ連盟歌(公式ソング) 『白いボールのファンタジー』
blogtimes.png
This Weblog is licensed under the Creative Commons License.
Creative Commons License
Hosted by JSN
Powered by Movable Type 4.27-ja
© Copyright 2003-2010. Naniwacchi, All Rights Reserved.