ゆく年くる年 - “近鉄戦士”編
紅白、懐メロ、ドラえもん、超常現象、どれもこれもしょうもない年末特番。仕方なく格闘技を見ていたら、TBSのアナウンサーが「オリックスバッファローズ」を連呼している有り様。なんで、こんなところで忌まわしき合併球団のことを思い出さなあかんねん…。新聞を開いたら、会場はなんと“大阪ドーム”ですと。正月くらい気分良く迎えさせろよ…。気分いたたまれずテレビを消しました。
さて、今年最後のエントリーになります。
近鉄ファンにとって、「応援するチーム」「愛するチーム」の無い1年がようやく終わります。
あの日、あの時、あの場所、同じ喜びと同じ悲しみを共有した“近鉄戦士”。今年も、何人かの“近鉄戦士”が現役生活に別れを告げることになりました。また、現役続行の意志はありながらも、あいにくどこからもお声がかからないまま年越しを迎える選手もたくさんいます。
▼ 今年限りで現役引退を決めた“近鉄戦士”
ガラの悪い野次の数々、ここにお詫びします。長い間、本当にお疲れ様でした。
読売時代はノーコン、チキン、炎上の3拍子揃ったダメ投手。なにしろ、ウグイスが石毛をコールすると、敵方の応援席が湧く。しかし、近鉄が優勝した2001年、梨田監督・小林コーチの無計画継投策の余波で、“使い減りしない投手”として重用される。これが立派な「優勝への貢献」になったのだから、世の中は不思議である。
大石の“大ちゃん”に対して、大島には“小ちゃん”のニックネームが授けられた。プロ野球選手というにはあまりに小柄なその身体、しかし小回りの利く軽快なプレーで「通好み」のプレーを連発した。トレードでオリックスに移ると、イチロー、田口らといやらしい1・2番コンビを組み、近鉄の前に立ちはだかった。近鉄のフロントは本当にアホだ。
阪神を解雇され、近鉄にテスト入団。右投手には滅法強く、密かに松坂、斉藤和巳、ミラバルらを食い物にした。少々の事では心を許さない近鉄ファンをして「おさむちゃんだけはガチ」と言わしめ、信頼を勝ち取った。もっと早く近鉄の一員に迎え入れたかったものだ。近鉄最後の勝利打点を記録。その2日後、近鉄最後の打者にもなった。
▼ 戦力外通告を受け去就未定の“近鉄戦士”
どこでも構いません。拾ってあげて下さい。お願いします。
未だに近鉄の殻を破れない人も、別のチームのファンに宗旨変えした人も、もう野球なんか見聞きするのもイヤになったという人も、みんな「近鉄ファン」なのです。近鉄の野球が大好きで、近鉄の選手が大好きだったのです。
いつか必ず「近鉄の味も香りもしないプロ野球」がやってきます。そんなことは重々承知しています。けれども、1年でも、たとえ1日でも長く、“近鉄戦士”の皆さんに生きながらえてほしいと願うのです。
色も柄も違うユニフォームを纏っていようとも、そこに“近鉄戦士”がいる限り、あの「いてまえ魂」の躍動感も、あの「ドラマチックバファローズ」の臨場感も、全てが鮮やかに輝き続けるからです。
私は、たとえプロ野球に愛想を尽かしたとしても、最後の1人がグラウンドを去る日まで“近鉄戦士”の背中だけは見つめ続けていこうと思います。
残りわずかですが、よいお年を。そして、来たる新年が、近鉄ファミリーの皆さんにとって、希望ある1年でありますよう、心からお祈り申し上げます。













コメント
この話題についてだけ言えば、風化することは悪いこととも言えない
投稿者: TYPE | 2006年1月 2日 20:56
>TYPEさん
たとえ世間が忘れてしまっても、フィールドに“近鉄戦士”の背中がある限り、私は忘れません。
どこか特定のチームを応援する予定は今のところ全くありませんので、最後の1人がユニフォームを脱ぐ日まで、「戦士の生き様」を応援してあげたいなと思っています。
投稿者: なにわっち
| 2006年1月 3日 07:11