やっぱり、だめだこりゃ…
これはもうだめかもしれんね… のつづき
病院、行ってきた。電話であらかじめ症状を相談してから行ったので、問診のあと即検査。麻痺が糖尿病による合併症ということもあるので採血と検尿。それからレントゲンとMRI。そして筋電図。
この筋電図というのが、以前にも偏頭痛で一度受検したことがあるのだが、鬱な検査だ。パンツ一丁の上に薄手の白衣を羽織り、ベッドに寝かされる。その回りを若い女医と女助手が取り囲み、全身に電極を取り付けて微弱電流を流す。変な気が起きないようにこらえるのが苦しい。しかも水虫持ちの足を若い女性にしげしげと見られるのは、男として恥ずかしいを通り越して情けない気持ちになる。
さて、朝から一通り検査して、昼過ぎに再び診察室へ呼ばれ、診断。
病名は「ギオン管症候群」。なんじゃそりゃ…。
手首の小指側のくるぶし状になっている部分から掌側に向かう筋肉があり、指を動かす尺骨神経がその中を通っている。この神経の通り道をギオン管という。その部分の神経が圧迫されているために手の小指側に痺れやこわばりが起きる。
私の場合、掌の中にガングリオンというゼリー状の良性腫瘍が発生していて、それが神経を圧迫している可能性があるとのこと。しかし、筋肉が腫れているので、ガングリオンの存在が神経を圧迫しているのか、ただ単に筋肉の腫れが神経を圧迫しているのか、今の段階では五分五分だという。
私は、昔から左手の小指に突き指の癖があって、野球の練習でキャッチャーをやったりすると、なんでもない拍子に軽い突き指をする。打撃でも、芯を外してしまっただけで小指に激痛が走ることがあった。筋肉の腫れは、それによるものである可能性がある。一方で、麻痺が起きてから3週間以上になり、筋肉が痩せ細っているにもかかわらず神経圧迫が続いているのは、それ以外の要因によるものとも考えられる。本当に五分五分、原因がどっちかは特定しにくいという。
とりあえず、筋肉の腫れを取る。腫れが取れない場合や、腫れが取れても症状が改善しない場合は、神経経路のクリーニングとガングリオンの除去、つまり手術を行うということになった。手術は日帰りで済むが、リハビリに時間が掛かるという。
当面の間、野球などスポーツは御法度(今季絶望…)。パソコンのキーボード作業も禁止(いきなり破ってますが…)。長距離ドライブも禁止(週末に名古屋まで往復しますが…)。消炎鎮痛剤、ビタミン剤、胃薬、湿布、指を固定する副子をもらって帰ってきた。
非常に不安である。神経の麻痺や鈍麻は気合で解決できないんだもん。
と、家に帰ってきて、早速「ギオン管症候群とは何ぞや?」と調べる。まったく同じ病気の有名人を一匹発見。なんと…、
オリックス中村が左手を手術
オリックス中村紀洋内野手(33)が29日、入院先の福岡市内の病院で左手の手術を受けた。中村は左手関節痛のため、25日から検査入院。診断結果は「尺骨神経障害とギオン管症候群」で、手のひらを切開し、豆状骨の除去と神経はく離のクリーニングを行った。今後は左手の関節を2、3週間ギプス固定する。順調に回復すれば2カ月後にはプレーが可能で、来年の春季キャンプには間に合う見込み。中村は球団広報を通じ「これまでは痛みに耐えてプレーを続けてきましたが、このままでは完治は難しいという診断を受け、手術を決断しました」と手術に至った経緯を説明した。
ノリさんが、若い頃に手首を骨折して以来、左手の握力が右手の半分以下になってしまったというのは近鉄ファンの間では有名な話。握力を失って指も思い通りに動かない、そんな左手であの豪快なスイング、何百本のホームランをカッ飛ばしてきた。
同じ病気だったんだなぁ…。
頭で想像するのと、実際にその病に罹ってみるのとでは雲泥の差がある。痛みを感じるというのは、私のような麻痺状態を通り越した重症の神経障害なわけで、だましだましとはいえ、よくもまぁバットが振れたもんだと感心する。こりゃ5億円の値打ちあるかもしんない。ノリさん、あんたスゲーよ。
がんばれ、ノリ! がんばれ、俺!












