『プロ野球ニュース19××』 2001年から全て見せます!!

この秋、フジテレビ721&739の視聴者アンケートが行われていたので、要望の欄に「大阪南部集中豪雨で見られなかったF1レジェンズ1993ヨーロッパGPを再放送してほしい」「F1の解説から素人の今宮を外して、もっとまともな人に解説してもらいたい」「2001年度版のプロ野球ニュース19××、今日のホームランを再放送してほしい」と3つのお願いをしたためたのですが、はからずもこのたび、3つ目の願いが叶いました。

『プロ野球ニュース19××』 2001年から全て見せます!!

 07/01/08 (月) 25:30~29:30 #1 - 2001年編・2002年編
 07/01/09 (火) 25:30~29:10 #2 - 2003年編
 07/01/10 (水) 25:30~29:30 #3 - 2004年編
 07/01/11 (木) 25:30~29:30 #4 - 2005年編
 07/01/12 (金) 25:30~29:30 #5 - 2006年編

2006年度版の放映にあわせて、2001年から2005年までの5年分を再放送してくれるようです。これを逃すと、次はいつ見られるか分からないんで、当日が大雨・大雪にならないことを祈るばかりです。

知らない人のために『プロ野球ニュース19××』について簡単に説明しますと、要するにその年々の『プロ野球ニュース』の総集編、いわゆる年鑑モノです。オンエアで好評を集めた特集などを見ながら、そのシーズンのエポックメイキングを振り返るというものです。

「19××」ではなく「20××」ではないか、という根本的な疑問があるわけですが、『プロ野球ニュース』が地上波からCS衛星波に移行されたのは2001年で、それ以前の年度から番組自体は存在していたという解釈でいいのかな。今回再放送されるのはCS移行後のものということになります。

そもそも『プロ野球ニュース』が何か知らない人もいるかもしれませんが、そこまではフォローできません。ウィキペディアのリンクを貼っておくので、どうぞ。なお、『プロ野球ニュース』の名物コーナー「今日のホームラン」に関しては、別個に年度ごとの総集編がオンエアされています。


さて、都合5日間にわたるロングランですが、とりあえず#1だけは何が何でもチェキです。なぜに2001年かというのは、今さら説明するに及びません。もうこの先、100年待っても二度と見られない「近鉄優勝!」の年だからです。初回オンエア当時は、「こんなんまたいつでも見れるやろ」と、録画もせず、なんか用事しながら見てたのか、見た記憶はあるのにまったく中身を覚えていません。

思えば、「さぁ優勝や」というのに、地球の裏側の同時多発テロで世間は大騒ぎ。しかも新聞もテレビも、野球といえば二言目には、アホの長嶋が監督を辞任するとかせんとかどうでもええネタで埋め尽くされる始末。ひょっとすると、この「19××」も長嶋一色だったから、マジメに見た記憶がないということなのかもしれません。

ある意味、近鉄らしい「不遇」の中で果たした最後の優勝。今にして思えば、あのありえない奇跡の連続は、野球の神様から贈られたご褒美だったんでしょうね。

日ハムとの馬鹿試合、顔はイカついのに心は優しいガルシアのマグレの一発、5点差大逆転で始まったあの1年。終盤9月、まずマグレでダイエーを突き放し、西武との直接対決でもマグレ大炸裂。ライバルをマグレで蹴落とした2日後、締めくくりもマグレの逆転サヨナラ満塁ホームラン。梨田、マグレの名采配! 前川、岩隈、マグレの快投! 中村、礒部、マグレの一打! 何から何まで全てマグレ。ガチでやってたのは大塚と狼主だけ。

誰が言ったか「逆転の近鉄」。勝った78試合うち41試合が逆転勝ち、うち3点差以上をひっくり返したのが17試合。チーム防御率は5点台。セオリーもくそもない、おおよそ近代野球の常識に逆らうデタラメな野球をしたチームが優勝してしまいました。決して近鉄のみを扱った番組ではないのですが、2001年に関しては、パリーグの主役は近鉄です。神懸った1年を軽く振り返ることが出来たらいいなと思います。

2002年は開幕連勝街道の好発進も3位(だったかな?)。7月だか8月だか、所沢で西武に9点差をひっくり返されてさっさと終戦。これで責任を感じた古久保は引退するハメに。中村、ローズの打点王争いが最終戦の千葉マリンまでもつれこみました(ローズは順位決まったところで帰国したので欠場だったはず)。ちょうどアメリカにいたんで、日本からネットでラジオの音声を送ってもらったりして、聴いていました。たしか、この試合、長坂がプロ初ヒットを打ったんじゃなかったかな。前年のインパクトが強すぎて、炭酸の抜けたコーラみたいな1年でした。

あっそうや、この年、我らが豊彦さんが近鉄に移籍してきたのでした。最初のうちは、出番といっても敗戦処理ばかりでしたが、徐々にベンチの信頼を得ていって、夏の終わりには中継ぎの柱までのし上がりました。岡本、大塚の手前に頼れる左腕の中継ぎが出来たもんで、梨田監督は大ハッスル。放送時間を全く考慮しない“緻密な”継投策で、ラジオ派のファンを随分ヤキモキさせてくれやがりました。

で、2003年はどんな出来事があったかな。開幕前には、ノリのFA騒動。色々あったけど、残ってくれると決まったときは、心の底から嬉しかったです。開幕戦で的山がホームラン打って快勝。「今年はイケる」と思いましたよ。ところが、大村、礒部がとことんスランプ。大塚の抜けた穴を埋めるべく赤堀が帰ってきたけど泣かず飛ばず。武藤は怪我が癒えんまま引退。そしてシーズン終了後、ローズも退団。岩隈のブレイクに光明を見いだすも、チーム全体としてはチグハグなまま半強制的に世代交代が進んだ1年。

ああ、そうそう最初はストッパーとしてとったはずやのに、気が付いたら先発しとったバーン。特にダイエーとの相性悪すぎ。ウグイスがバーンをコールすると、ダイエーファンが手を叩いて喜んどる有り様でしたから。炎上しまくり。一体、いくつ試合を壊したのでしょうか。「やればできる子」なんですけど、本領を発揮しはじめるより先にシーズンが終わっちゃった感じです。

福岡ダイエーといえば、左右教・梨田の送り込んだリーサルウェポン・星野おさむが、連勝記録更新中の斉藤和己をマウンドから引きづり下ろしましたな。苦労人がエースをやっつける。気持ちよかったです。そして、福岡ドームでマジック1のダイエーと対戦。たしかあっちは寺原、こっちはパウエル。ダイエーが地元で胴上げするにはその試合しかなかったので、負けであげてもよかったのですが、押し出しで自滅されたんじゃ助け船も出せません。

始球式に小野真弓が来ました、春と夏に2回も。華奢な身体しとんのに顔の大きいアンバランスな子でした。家に帰って中継の動画をもらったのですが、西本さんが放送席に登場した小野真弓に太ももを見ながらニヤニヤしていました。かつての泣く子も黙る鬼軍曹の面影はこれっぽっちも感じさせない、人間・西本幸雄を見せて頂きました。

ほんで、運命の2004年。カラスコ様という新戦力を迎え、爆発力倍増で挑んだ最後の1年。というか、マトモに野球に没頭できたのは6月12日までの50試合かそこらの話。忘れちゃいけないから忘れないでいるけど、思い出すだけで悲しい気持ちになります。見たいような見たくないような…。そういうもんも引っくるめて、近鉄ファンとして過ごした最後の4年間、プロ野球が大好きだった頃のことを思い出しながら見てみようと思います。

近鉄の試合というのは、馬鹿試合あり、大逆転あり、名勝負あり、乱闘あり、涙あり、ありえないことが次々と起こる、プロ野球史上“最狂”のコンテンツです。近鉄が消滅して2シーズンを経過しましたが、近鉄を上回るサプライズ球団は、私の知る限り日本には存在しないようです。それを再確認しましょう。なんつっても、オフシーズンの野球番組で、近鉄ファンが楽しめる番組は、これだけといってもよいですしね。


応援するチームが無くなったから言うわけではありませんが、正直、大した見所もなく下らない現在進行形のプロ野球より、一昔前のプロ野球を見た方がはるかに面白いと思います。

時々、スカイAやサンテレビで昔の阪神の試合をノーカット放送してますけど、アンチ阪神の私が見ても、その懐かしさに引き込まれます。これはひとえに、昔のサンテレビの野球中継は、今のように阪神に一方的に肩入れした宗教色の強い番組ではなく、実況の西沢さんや土門さん、解説の鎌田さんや後藤さんが、相手チームのこともしっかり下調べした上で中身の濃い野球中継をしていたからということもできます。偏るところまで偏って、日テレの巨人戦中継を大阪向けに吹き替えただけになってしまった現在のサンテレビの野球中継を10年後、20年後に再放送で見ても何の感慨もないでしょう。

良質なコンテンツは何年経っても良質。あの番組を見るたび、もっと色んなチームの試合を見たいと思います。サンテレビは阪神戦だけでなく阪急戦の中継もやっていたのですから、阪急対南海とか阪急対近鉄のビデオも残っているはずです。他のテレビ局にも、全ては残っていないにしても、かなりの量のビデオが残っているはずです。

こういったものをどんどん再放送をしてくれると、プロ野球から無意識に離れつつある人たちを繋ぎ止める接着剤としての効果が期待できます。ライフスタイルの中から「余暇は野球でも見て過ごそうか」という要素がごっそり抜け落ちてしまった人を再び野球の世界に引っ張り戻す最も手っ取り早い方法は、その人が野球に熱くなっていた頃の思い出を取り戻してあげることですから。

とりわけ近鉄の場合は、球団合併という、想像を遥かに超越したホームラン級のインチキによって突然チームが消滅してしまったわけで、奪った側は何も感じていないでしょうけど、奪われた側には埋めがたい喪失感があります。

どのように風化・美化させても球団合併はインチキに変わりありませんから、インチキな合併球団の試合なんかみても不愉快なだけです。バファローズファンにとって、たとえばバファローズの背番号1は永久に鈴木啓示です。誰が何と言っても、それ以外のものはバファローズではありません。新規参入球団といっても、球団合併というインチキな出来事が起こっていなければ存在しない球団ですから、素直で純粋な目では見られません。極端な言い方になりますが、合併球団や新規参入球団の試合を見せられると、球団合併と接点を持たなきゃ見せてもらえないようなプロ野球はこっちから願い下げたいという後向きな心境がどこからともなく沸々と湧き上がってきます。

そこで、夕方から近鉄の試合を選りすぐって再放送してくれたりなんかして下さいますと、インチキに辟易として野球に背を向けつつある人たちに「今日は早く家に帰って野球を見なければならない」という楽しみが復活することになります。たとえば、CSで近鉄の試合を見せてくれるんだったら、有料で、少々高い月額料金を取られても私はそのチャンネルに喜んで加入します。

放送局にとっても、なぜ今、野球中継の視聴率が落ちているのか、それを解決するヒントになるかもしれません。選手の身体能力や技量、映像や音声の品質といったものはたしかに大切ですが、ファンを野球に引き付ける最大の動機は、その試合が面白いかどうかなのです。いくら筋肉自慢の選手を集めても、やる前から結果が分かっているような野球なら興味は惹きません。いくら臨場感に溢れるデジタル放送でも、試合に関係のないところを撮っていては、ファンの欲求を満たしたことにはなりません。

いいものを、ありのままに。近鉄が好きだった人はもちろん、近鉄を知らなかった人や知りたいと思っている人にも、近鉄の試合を見せてほしいです。近鉄はもう返ってきませんが、近鉄の試合を知らずして、近鉄があった時代のプロ野球は語れません。プロ野球の世界に、二度とあんなに悲しい結末が起こらぬよう「悲劇の教訓を生かす」というならばこそ、近鉄バファローズがプロ野球に遺したものに今一度焦点を当ててほしいものです。

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コメント

はじめまして。通りすがりのファイターズファン・北海道民です(移転を機にジャイアンツから鞍替えした口ではありません、念の為)。
贔屓チームを奪われた無念さは察するに余りありますが、それにしても、
「新規参入球団といっても、球団合併というインチキな出来事が起こっていなければ存在しない球団」
という言い方はどうでしょうか。イーグルスを素直に応援している仙台市民に向かっても、同じことを言えるでしょうか?
あの時イーグルスが誕生していなかったら、2リーグ12球団は維持できず、読売の悪しき影響力も更に増大していたでしょう。インチキな出来事によってできた球団、ではなく、インチキと闘った結果生まれてきた球団、だと思って頂く事はできないでしょうか。
過去にどんな名勝負があり、どんな魅力的なチームがあろうとも、地元ファンが地元チームを愛するのは「うちのチームだから」です。たとえ「大した見所もなく下らない」ものであったとしても愛しているんです。

>青空百景さま

はじめまして。今年は何より、日本一おめでとうございました。

>「新規参入球団といっても、球団合併というインチキな出来事が起こっていなければ存在しない球団」という言い方はどうでしょうか。イーグルスを素直に応援している仙台市民に向かっても、同じことを言えるでしょうか?

うーん、なんといいましょうか、他意で受け取られかねない表現であったことは認めますが、その下にも書いてるように「純粋に素直な目では見られない」ということで、別にイーグルスにケチを付けるとかそういうつもりはありません。

少なくとも、あの騒動とは関係のない「まっさらな球団」としてあの忌まわしき合併球団を見る目線とは違う目線で見ているつもりです。

私自身、あの騒動の以前から、新しい球団が出来る(出来た)ことには、個人的に大賛成という立場でした。ただ、1つ増やすために1つ潰すという理念には、その対象が近鉄であるからというのではない立場から全く同意しかねるところです。

もしも、あの時、潰れるのがファイターズだったら、そこにいかに素晴らしい理念があったとしても、青空百景さんは、私と同じように反対されると思います。

また、私は「合併を正当化するための1リーグ制」には断固反対しますが、「1リーグ制」そのものには積極的に反対しません。むしろ賛成の立場です。リーグの数なんか1個でも5個でもいい、あくまでチームの数の問題だと思ってるからです。

あんまり思い出したくないですが、2004年9月8日から同月24日までの、一連の労使交渉とマスコミの報道姿勢を思い出すと、「2リーグ12球団」と「新規参入」は、球団合併を正当化したいNPBが、選手会との労使紛糾を妥結に導くためにあと付けされた理由だとしか思えなかったりするのは確かです。

合併に理念を後付けして美化する人をよく見かけますが、理念があったから合併したのではなく、合併のあとに理念をくっつけたのだという事実関係だけは「歴史」から消さないでほしいと思います。

仙台、東北にだって何人かはバファローズのファンがいて、「球団数維持」や「新規参入」という後付けの理念の影で、新球団誕生を諸手をあげて歓迎することのできない、彼らなりの葛藤もあったわけです。

試合を見ていると、どうしてもその成立過程を思い出さずにはいられません。元近鉄の選手が活躍すると、余計にフラッシュバックしてくるんです。こればっかりは私の感情的な部分ですので、どうしようもありません。

イーグルスが生まれた過程への不快感はこれからも私の中で消えることは決してありません。しかし、分かって頂きたいのは、イーグルスの存在を不快に思ったことは一度もないということです。

青空百景さんの仰るように「インチキと闘った結果生まれてきた球団」であればいいのですが、私にはどうしても「インチキを正当化するために作られた球団」と見えてならないんです。

見方は変えられそうにないですが、「生まれてきたイーグルスには罪はない」という認識だけは根底に持っているつもりで、またこれからも持ち続けていきたいと思っています。

いま、プロ野球に求められていることは、インチキの既成事実化ではなく、インチキの解消です。インチキが解消されない限り、また新たなインチキが起きて、誰かが泣くハメになります。

「愛があるから」といっても、その声は、プロ野球界の偉い人たちはもちろん、うっかり騙される浮ついたファンにも届かなかった。これが、2004年9月27日、合併反対運動の旗を下ろした私の「一連の合併騒動に関する結論」です。

私は、もう二度と繰り返して欲しくありません。だから、プロ野球がマトモになる日まで、敢えてインチキと呼び続けようと思っています。

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