勝馬からカフェイン検出 (園田)
まぁ、カフェイン混入というのは比較的よくあることで、年に何回かは必ずどこかの競馬場で起きる問題なんだけど、不作為であろうと不注意であろうと、ダメなものはダメだからね。
勝ち馬から禁止薬物=兵庫・園田競馬
兵庫県競馬組合は18日、園田競馬場(尼崎市)で今月6日に行われた第16回園田競馬第5日の第8レースで1着となったロゴス(牡5歳、中塚猛調教師)から、禁止薬物とされるカフェインの陽性反応が出たと発表した。競馬法違反容疑で既に被疑者不明のまま県警尼崎東署に刑事告発し、同署が捜査を進めている。
同組合によると、レースには10頭が出走。単勝3番人気のロゴスは、2着に1馬身差をつけ1着となった。しかし、レース後の尿検査で、興奮作用をもたらすカフェインが検出された。
これを受けて同組合はロゴスを出走停止30日間とするとともに、当該レースについても失格処分とした。既に交付した賞金や手当など総額34万8000円は返還させるが、配当金は有効とする。
ロゴスは2004年7月に中央競馬でデビュー(6戦未勝利)後、同年11月に園田競馬へ移籍。同競馬での通算成績は30戦3勝。
たしかに地方競馬というのは、どうしても「存廃問題」とか「経営難」とか「不祥事」とか、後ろ向きな出来事ばかりがニュースにされる傾向がある。ニュースを受け取る側には暗いイメージだけが強調されて残る。同じ「禁止薬物」でもディープインパクトの事件と違って、提灯記事や与太記事を濫発して擁護してくれる安田弁護士のような存在は皆無だ。これはひとえに広告至上主義のメディアの姿勢に問題があるのだが、まず内側が襟元を正していないことには、どんな正論にも説得力が生じないのもたしかなのである。
一昨年、美浦と大井で起きたカフェイン混入騒動は、たしか飼料に添加するミネラル塩が原因だったはず(事前検査で判明したため大きな混乱には至らず)。昨年も、私の記憶が確かなら、道営と福山で同様の事件が起きた(こちらは今回と同じく事後判明)。今回も、おそらく何らかの理由により、カフェインが混入した飼料を馬に与えてしまったもの思われる。故意ではないと信じているので、まず混入経路の特定を急いでもらいたい。ただ、今のところ、同厩舎所属の他の馬からは検出されていない模様。他厩舎の馬からも検出されていない。
稀に、馬主さんの中に、厩舎訪問した際に善意からポケットの中に隠し持ったニンジンを愛馬に食わせたりする人がいるんだけど、何が入ってるか分からないから絶対にやめてほしい。(ファンの人にも、厩舎に野菜などを送っくれる人がいるんだけど、そういうのはまず馬の口には入らないので、食べ物以外のものを送ってくれた方が馬のためになる。)
不正のイメージはどんなことにも優先して排除しなければならない。関係者ならび組合は、「身内の問題」としてうやむやに決着させることだけは絶対にしてはならない。きっちり原因を特定した上で、正確な情報を公開しなければならない。
レースが終わって何時間も経ってから判明することなので、配当は変更できないし、買い戻しを行うわけにもいかないのは当然のことであるが、当該馬以外に投票していたファンには納得しづらいものもあるだろう。ファンは日常の小事に敏感だ。ましてギャンブル、お金が絡む。
クリーンな競馬をPRできないようでは、馬券を買っていただくお客様に申し訳が立たぬ。また、馬を預ける我々馬主の立場からみても、厩舎業務のうち公正に関わる事項が透明でなければ、安心して預託することができぬ。
起きてしまったものは仕方がない。そのあとどうするかが肝要だ。不正への疑義は、それを上回る信用を地道に積み上げることでしか解消できない。組合にとっては若干のコスト上乗せになるが、再発防止の観点から、関係者の啓発教育と出走馬の事前検査を徹底してもらいたい。
それにしても、この間の田中学騎手の怠慢騎乗事件も第8競走、ロゴスのカフェイン検出事件も第8競走、どうも「第8競走」が呪われてるなぁ…。












