「2000勝騎手の祭典」 第15回ゴールデンジョッキーカップ
園田競馬名物「ゴールデンジョッキーカップ」が、2月14日に催されます。
今年は、長くこのイベントの常連として君臨してきた的場文男、石崎隆之の名前が消えて少し寂しい気持ちもしますが、中央でも活躍する内田博幸、滑り込みで出場資格をクリアした吉田稔、昨秋のWSJS代表選定競走で接戦を演じた濱口楠彦と山口竜一、サラ導入3年目の福山競馬からは鋤田誠二と、例年とは少し違う顔ぶれに新鮮さを感じます。
地元からは、昨年に引き続き川原正一、有馬澄男が参加します。ともに旧所属の笠松、中津時代にゴールデンジョッキーカップ総合優勝の実績が光ります。また、小牧太、岩田康誠の元園田コンビもJRA代表として参戦します。岩田騎手の中央移籍もあって、園田の生え抜き騎手が不出場になってしまいましたが、園田競馬場で生え抜き騎手が1人も騎乗しない競争が行われるのは非常に珍しいことです。かつてアラブ時代には、出走全馬・全騎手が他地区所属の競走が行われたという記録があるそうですが、詳しいことは知りません。
ゴールデンジョッキーカップ当日の園田競馬場は、「ファン感謝デー」につき一般入場料が無料。さらにゴールデンジョッキーカップ3鞍に加え、準メーン9RにはJRA指定交流競走、そして最終11Rには“古豪”ロードバクシン号の引退競走が予定されており、この日のために普段は手抜きしてるんじゃないかと思えるほど見所満載です。せっかくやから、最終のロードバクシンに元主戦の小牧が乗ったらおもろいんやけど。どうなってるんかな、そのへんは…。
出場予定騎手
![]() | 小牧 太 (JRA) 3642勝 | ![]() | 武 豊 (JRA) 2869勝 |
![]() | 岩田 康誠 (JRA) 3209勝 | ![]() | 山口 竜一 (北海道) 2447勝 |
![]() | 内田 利雄 (浦和) 3145勝 | ![]() | 内田 博幸 (大井) 2717勝 |
![]() | 吉田 稔 (名古屋) 2007勝 | ![]() | 濱口 楠彦 (笠松) 2133勝 |
![]() | 鋤田 誠二 (福山) 2082勝 | ![]() | 鮫島 克也 (佐賀) 3370勝 |
![]() | 有馬 澄男 (園田) 3859勝 | ![]() | 川原 正一 (園田) 3011勝 |
ゴールデンジョッキーカップとは、「中央/地方で通算2000勝以上」の超一流騎手が集まり、抽選によって割り当てられたで騎乗馬で合計3競走を行い、それぞれの競走で着順ごとに与えられるポイントの合計を争うイベントです。その参加資格の厳しさゆえ、出場するだけでも大変なイベントです。
園田競馬場は、砂は深く、走路は狭く、コーナーは小回り、馬の質は正直アヒャヒャですから、スタートからゴールまで騎手には様々な力量が大きく問われる競馬場です。ここでは、ただ単に先行するだけ、ただ単にインベタで回るだけ、ただ単に豪腕で追いまくるだけでは勝てません。
ゴールデンジョッキーカップを見ていて、毎年思うことがあります。それは、一流騎手だからといって特別なことをやっているわけではないということです。「御す」、「回る」、「仕掛ける」、「追う」、一流騎手ほど基本に忠実なものです。ただ、彼らが一流であるにはそれなりに理由があるわけで、その基本動作に「ミス」と「ロス」がないということです。
技量を問われる競馬場であるから、乗っているだけでも技量が身に付きます。また、それを砂かぶりの特等席でつぶさに見てとれるため、園田のファンは騎手に対して厳しい目を持ちようになるのです。田中道夫、小牧太、岩田康誠など、この競馬場が数多くの名騎手を輩出してきたのは決して偶然ではありません。
騎手交流イベントは全国に数あれど、こんな贅沢なものは他ではそう見られません。一人でも多くの人が園田競馬場へ足を運んで、この競馬場とそこで腕を競う騎手の魅力を堪能してほしいと思います。地方競馬、捨てたもんじゃないです、マジで。
























