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がんばれ myearthdream

今年は、あなたの、そして私の夢が走ります。

8月31日までに http://www.myearthdream.com/ で、暮らしに身近なエコ活動「小さな一歩」を登録した皆さんの名前が、アースカラーのホンダRA107に刻まれ、日本グランプリを走ります。

あの個性的すぎるカラーリングの好き嫌いはともかくとして、わくわくしない人はいないでしょう。本田宗一郎は言った、「綺麗な空を作りたい」と。偽善だという人もいるでしょうが、ホンダだからできる、ホンダにしかできない、ホンダがやるからこそ説得力のある取り組みであることは間違いありません。

私の場合は、フロントウイングだと他のマシン(特にトヨタ)に踏まれたらムカつくし、サイドポンツーンだとエンジンブローで焼けてしまうと鬱なので、ちょっとくらいのクラッシュでは壊れない頑強なモノコック部分を希望しました。ホームページ上の画像がどれくらい正確なものか分かりませんし、日本GP仕様のカラーリングでカーナンバーの位置も変わってるんですが、私(と嫁と息子)の名前はフロントのカーナンバーの右上30センチあたりの場所に載っているはずです。

「小さな一歩」の登録は10月31日まで行われるそうです。残念ながら、いまから登録しても、名前を載せたマシンがレースを走ることはないのですが、展示車両には名前が残ります。コレクションホールには半永久的に展示されますし、鈴鹿やもてぎのイベントで走る機会は必ずあるでしょう。F1マシンに自分の名前が載るなんて、滅多なことではありませんから、ホンダファンの人もそうでない人も、是非この機会に!

マシンに載る名前は4ptサイズ、超接写しない限り読めない小さなものなんで、いかにハイビジョンでも確認は困難です。2ちゃんねるの週エフスレにも要望が出ていましたが、雑誌に大きな写真が載ると嬉しいですね。いっそのことホンダが「マシン等身大ポスター」を作ってグッズとして売り出せばいいと思うんですけど…。


さて、開幕前の「カラーリングはともかく、肝心のスピードが足りていない」という杞憂が的中、ここまで入賞2回、わずか2ポイントの獲得にとどまるという、F1活動史上最悪の1年を送っている今季のホンダ。「2位は負け」と公言して、勝ちを狙うため尖ったマシンを作ってみたら大ハズレというのも、ホンダらしいといえばホンダらしいのですが、これだけ負けちゃいかんです。

ところが、日本グランプリ、雨が降った途端に「水を得た魚」のように快走、ジェンソン・バトンが今季最高の予選7位。100Rの通過速度が全体の2位。まぁ、モンツァで、ドラッグを度外視した開き直ったセッティングを組んでみたら、パラボリカが異様に速かったということもあるんで、今回もその狙いとしては路線なんでしょうけど、富士にはウェット路面でもエアロに頼るようなハイスピードコーナーはヘアピンから300R(実質直線)を通って旧ダンロップコーナーのシケイン手前の区間くらいしかありませんし、レインタイヤを履くとライドハイトが上がってエアロの効率も落ちますから、昨日の結果はセッティングが云々よりも、このマシンの持つ純粋なメカニカルグリップの高さが証明される結果だったと、私は考えます。

第三期となるホンダのF1レース活動は、従来のエンジン供給に加えて車体開発にも参加するという形でスタート。思えば、電子制御のようなエンジン開発の応用副産物は別として、ホンダがBARと組んで最初に取りかかった車体開発が足回り、サスペンションの改良でした。当時のBARのF3000もどきのマシンが、ドラスティックにF1っぽい挙動を見せたことに驚いたものです。第二期活動でも関連企業を通してマクラーレンにショックアブソーバーを供給していましたし、市販車でもホンダが得意とする分野です。

逆説的に言えば、エアロがダメだとあらためて実証されるわけですけど…。ドライの金曜、直線半ばにあるコントロールラインの通過速度と直線終わりのスピードトラップの通過速度の差が最も小さく、つまり直線でほとんど伸びていませんでした。しかも、他チームはコントロールライン通過の時点で、ホンダのスピードトラップの通過よりも高い速度を記録する有り様。やっぱりモンツァと同じ狙いでしょうね。はっきりいってドライじゃ勝負になりそうもありません。決勝も雨頼みです。

こう言っちゃ悪いけど、あのボロボロのエアロでこれだけ走れるんだから、メカニカルグリップは相当とは言わないまでも十分にあるんです。エンジンにしても、ホモロゲーションされた時点で最もパワーが出ていたのはホンダだと言われていますし、19000rpm規制で高回転域を殺されて性能の全てを発揮できていないといってもこれはどのエンジンも同じ条件ですから、ハンデにはならない程度の性能を確保しているはずです。ほんと、あとは空力だけといってよいでしょう。シーズン中盤になって、あわてて新しい人材をリクルートして、風洞のキャリブレーションからやり直してるようじゃ、話にもなんないですから。

来シーズンはホンダの真価が問われます。しかし、目まぐるしく進化する現代F1で、1年の遅れは簡単には取り返せません。ただ、駄作との格闘の中で得られたものもあるはずです。フィードバックと呼べるほどのものがあるとは思いにくいですが、「やってはいけないこと」は分かったはず。開発の効率を上げていかないことには追いつかないですから。

ともかく今日は日本グランプリ。マグレでもいいから頑張れ。「みんなの名前が重石になった」とか言われたくねー。雨降れ、槍も降れ、吹け神風!


それにつけても、富士スピードウェイの日本グランプリ、行かなくて本当によかったと思います。日本グランプリのようで日本グランプリではない外国のグランプリだと思い、「今宮がうるさい」という点に目をつむれば、テレビ観戦の方が快適です。例年は鈴鹿へ行ってたのに、今年は自重して自宅で楽しむという人のおかげで、視聴率が跳ね上がったりしてね。

スタンドも空席が目立ちます。S席が売れ残るなんて、鈴鹿じゃ考えられないことですからねぇ。ダンピングして、それでも足りないから社員を動員して、やっとこのレベル。「ざまあみろトヨタ」って感じです。人柱になってしまったお客さんは本当に気の毒。金を払って観に行ったはずなのに、トヨタの小旗振らされて、トヨタの宣伝ボランティアとしてこき使われるようなもんです。

朝のフリー走行は中止。昼の予選はなんとか決行したけど、朝より霧が濃い状況。朝は見えなかったコーナーポストが、昼になって見えるようになったなんて信じられませんよ。朝は飛べなかったヘリが、昼になって飛んだというのが信じられませんよ。今日も予報では午前中は確実に雨。昼までに止んだとしても、雨上がりは確実に霧が出ます。大きな事故が起きないといいんですけど…。

トヨタのエゴのために、ドライバーはもちろん、コースマーシャルや、メディカルスタッフの安全まで犠牲にしなけりゃいけないなんて…。どうせ新聞やテレビは、こういう「トヨタにとって不都合な真実」は見て見ぬ振りして、「大成功!」と打つんでしょう。専門誌も多くは買収されてますし。ひでぇグランプリ、日本の恥です。

あっ、そうそう。昨日の「F1GPニュース」で、川井ちゃんがネタバレしてましたよ。金曜午後のトゥルーリの4番手タイムは「空タンだからね」って。トゥルーリ本人に聞いたって言うんだから間違いないでしょう。トヨタの専売特許、燃料抜き取り作業。で、土曜の朝刊には「トヨタ4位」ですよ。ほんと芸がありません。懐は狭く、底が浅い。で、散々、宣伝して煽ってたくせに、蓋を開けたらホンダにも負けてやがります。レースはスポーツ。小細工を考える前に、やるべきことやったらどうですか。

早く来い来い2009。やっぱり日本グランプリは鈴鹿でやるのが一番や。

“トラックライダー・藤井勘一郎”を知っていますか?

私は知りませんでした。

過日、いつもお世話になっている競馬関係者と食事をした際に、会話の流れの中で「藤井勘一郎って知ってる?」となり、雑談程度に色々と聞かせてもらい、強く興味を持った人物です。

帰宅後、詳しく調べてみようとしたんですが、なにしろGoogleに名前を打ち込んでも49件しか出てきません。とりあえず公式サイトを紹介しておきましょう。

以下、Wikipediaから引用です。

藤井勘一郎(ふじいかんいちろう、1983年12月31日 - )は、奈良県御所市出身のオーストラリアの騎手。現地ではJoe Fujiiの愛称で知られている(Kanichiroの発音が現地の者には煩わしく、付けられたニックネームがJoeであったため)

日本の中央競馬の騎手となることを志したが体格が大きかったために断念し、1999年5月にオーストラリアの競馬学校に入学。2001年3月に卒業後、シンガポールの厩舎で働き同国で見習騎手になることを目指すが認められず、2001年12月にオーストラリアで見習騎手となる。2005年、2006年と連続してシドニー地区で見習騎手リーディング2位となった。オーストラリアでシニア騎手として活動するにはビザが必要で永住権の取得を申請するが認められず、見習騎手の免許が切れる2006年10月に日本に一時帰国。オーストラリアでの見習騎手期間の通算勝数は184(うちメトロポリタンでの勝数47)。2007年1月にシンガポールで短期免許を取得して同国で騎乗し、同年3月23日に重賞のチェアマンズ・トロフィー(国内G3)に優勝した。

藤井勘一郎 - Wikipedia

こんな騎手もいるんですね。無性に「カッコいい男!」だと思っちゃいます。

で、なぜに彼のことが話題になったかというと、オーストラリアの騎手学校を卒業して、シンガポールの重賞を勝った“異色の”日本人ジョッキーが、この9月から大井競馬場で騎乗すべく短期免許の取得を希望したところ、地元騎手会の反対などもあって却下されてしまったというんですね。馬インフルエンザでてんやわんやしてる頃の話だったので、ニュースにもならなかったと…。

実は、この藤井騎手、昨年は川崎競馬で短期免許(日本の短期免許は有効期間が3ヶ月)を取得する予定でした。同時にシンガポールで申請していた短期免許(6ヶ月)が認められたため、川崎競馬への所属は実現しなかったのですが、この際にも少なからず地元の騎手の間で反対の声があったというのが、私の小耳に挟んだところだったりしますこの点に関しては伝聞にしか過ぎず、事実確認はしていませんので予めおことわりしておきます)

さて、大井競馬が藤井騎手に短期免許を交付しなかったことについて、騎手免許という視点から私見を述べたいと思います。

「騎手免許の一元化」は地方の騎手の悲願です。1つの国に2つの騎手免許があるなんて、ちゃんちゃらおかしい話です。

本来、騎手免許は、あくまで騎手という職業に就くために必要なものであって、騎手という職業に就いたあとは完全な実力商売であるべきなのです。これは、どんなスポーツでもそうです。選手になることではなく、選手になってからが勝負なのです。ところが、騎手には優勝劣敗の原則が成り立ちません。最初に手にした免許が「中央」のものか「地方」のものかで、その騎手の活動範囲が制限されてしまい、免許の違いが騎手としての技量や実績よりも優先し、実力と評価が釣り合わない固定された格差を量産しているのですから。

しかし、現状は、地方側が一方的に開放を求めるばかりと言えなくもありません。地方の中にも壁があるのです。地方競馬の騎手免許は、北は北海道から南は九州まで全国17場(註:2007年9月現在)ある地方競馬場で有効なものであるにも関わらず、実態として騎手が全国の競馬場を自由に飛び回ることはできません。中央競馬にたいして一元化を強く求めるかたわら、その地方競馬の内部が一元化されていないのでは、いささか説得力を持ちません。地方各主催者間の一元化なくして、中央と地方の垣根を取り払うことなど決して不可能なのです。相手に門戸開放を求めるからには、自分たちの扉も相手に対してオープンでなければならないのです。

藤井騎手は、中央の騎手でも地方の騎手でもありません。ただ、日本の騎手です。騎手という職業に就くため努力をした場所が外国だった、騎手になった場所がたまたま外国だったというだけの話なのです。どんな過程を通ってきたとしても彼は日本の騎手なのです。

かつて、高知競馬は調騎会が先頭に立ってサンタアニタ競馬場に騎手を派遣し、レースでの騎乗も実現させました。中央競馬で活躍する赤木高太郎騎手は園田所属時代にオーストラリアに自費で長期遠征をしたものです。北海道営の高岡調教師はシンガポールで開業し、同地で日本産馬を走らせています。近年では吉田稔騎手はオーストラリアで、内田利雄騎手はマカオで騎乗しました。今年も名古屋の岡部誠騎手らがマカオや韓国で短期免許を取得して騎乗しています。国内に壁があるならばと、それを突き破って海外に活路を求めてきたのです。

その遠征の動機がどんなものであれ、日本の騎手が異国の競馬を経験することによって得られる刺激は、大なり小なり騎手の資質の向上につながります。ならば、異国の競馬を経験してきた騎手が、日本の競馬場で騎乗することも、日本の騎手にとっては刺激になる筈です。海外で修行を積んだ、それも日本生まれの騎手が、国内の競馬に活路を求めているというのに、それを拒否するなんて、情けない話としか言えません。

これが「ヘタクソだから乗せてもらえない」というのなら諦めもつきます。無論、はたして彼の騎乗技術が日本でも通用するものかといえば未知数です。ただ、シンガポールでのG3勝ちをはじめとし、オーストラリアでも韓国でも騎乗の経験があります。もしも彼がオーストラリアやシンガポールの馬でジャパンカップなどの国際競走に参加する機会に恵まれたとすると、彼は何事もなく日本の競馬場で騎乗することが許されるはずです。日本の競馬にチャレンジする資格は十二分に持ち合わせているのです。

免許の交付に反対した大井の騎手会の立場も理解はします。おそらく全国のどの地方競馬場で参戦しようとしても大なり小なりの軋轢は生じたでしょう。しかし、そのツケを払うのは大井をはじめとする地方の騎手であることも忘れないでもらいたいです。

競馬は馬券を買ってくれる人がいなければ成り立ちません。騎手の皆さんが手にする賞金や手当も、元の元を辿ればファンの投資の賜物です。地方競馬の中では最大の売り上げを誇る大井競馬も、最高の立地条件と多彩なファンサービスによってかろうじて立場を守っているものの、ピーク時と比較すれば随分と賞金が目減りしています。競馬場の経営が傾いてきて、賞金が減額されると「どんなことでもやる」と関係者は口を揃えて言うんですよね。でも、言うだけなら易いんですよ。藤井勘一郎という風変わりな騎手がいて、物見遊山でもいい、冷やかしでもいい、彼を見に来るお客さんが1人でもいるならば、これも立派なファンサービスだったのですから。

大井所属の内田博幸騎手が中央競馬の騎手免許試験にチャレンジします。彼はもう何年も前から二次試験免除の資格があったのに出願を見送ってきました。表向きには「3000勝を区切りにしたかった」となっていますが、本当のところ彼は騎手免許の一元化を待っていたのだと聞いています。年齢的なこともあり、一元化の夢を果たせぬまま、やむなく中央移籍を決意したのです。実力に見合った評価を得るためには他に選択肢がないのです。1国2制度の騎手免許による弊害として、早ければ来年3月にも、地方競馬は内田博幸という有形無形の財産を失います。

内田騎手が藤井騎手の参入に反対する立場だったとは思えませんが、結果として大井の騎手会は藤井騎手への短期免許の発給を拒んだわけです。自分たちの門戸を閉ざしたまま、相手にのみ門戸を開けるように求めても、その叫びは虚しいばかりではありませんか。同じ日本で競馬をしているのに、地方の騎手にとって、中央競馬はある意味において海外よりも遠い存在です。それと同じように、日本生まれの藤井騎手にとって、地方競馬は海外よりも遠い存在です。

チャンスをモノにできるかは本人の実力次第です。決着は実力で決めればよかったのです。たしかに、逆輸入騎手への免許開放や、主催者を跨いだ騎手の移動が活発になったりすると、食い扶持が奪われる騎手も出てくるでしょう。しかし、冷たい言い方ですが、これは仕方のないことです。プロなんですから、能力のない者が淘汰されていくのは自然な流れです。

もちろん、救済の受け皿は必要です。実績のある騎手のみが移動を許される現行制度を立脚点としてはなりません。今年、高知競馬が、これは騎手の不足という事情もあってのことですが、地方各場の若手騎手を多数受け入れています。騎乗機会に恵まれない騎手が、騎手不足の競馬場で経験を積むというのは、システムの理念の部分においては非常に有意義なものだと考えられます。実社会に於ける「格差」の議論がそうであるように、機会の平等を担保することが、格差の固定化を解消するのです。

もとい、藤井騎手に短期免許が交付されなかったことを大変残念に思います。彼は日本生まれのジョッキーです。機会があれば日本で騎乗したいという思いはこれからも持ち続けてくれるはずです。彼のような騎手の夢が叶えられる、そんな日本競馬であってほしいと、いち競馬ファンとして純粋に願ってなりません。

トラックライダー・藤井勘一郎。近くて遠い日本の競馬、些細な理由で母国で騎乗することが許されず、世界を舞台に戦っている日本人騎手がいます。世界のどこかの競馬場で「Fujii」の名前を見かけたら、日本にはこんな騎手もいるということを誇りに思いたいものです。

藤井騎手は、ビザの関係で、海外での活動を一旦休止し、北海道の牧場で攻め馬手として働き、来年1月からオーストラリアで騎乗を再開する予定とのこと。いつか園田で乗ってくれる機会があると嬉しいです。大した力にはなれませんけど、調教師さんにお願いして乗り馬を用意させてもらいますよ。

解説しないで邪魔ばっかりしてる今宮純について

フリー走行の熊倉、津川両氏のかけあいが非常に雰囲気がよく、中身も適度に濃いもので、予選に向けてテンション上がってたのに…。いざ本番、今宮が出てきて、雰囲気ブチ壊し。

今宮、ウゼー。超ウゼー。イライラする。

「ウゼー」っていうだけだと、「お前の主観じゃん」と言われかねないので、論より先に証拠。

~ イタリアGP、予選後のやりとり ~

実況:福永一茂アナウンサー 「今宮さーん、予選の結果、ご覧になって如何でしょうか?」

自称解説者:今宮純 「はい、はいはい、はい、そうですねぇ、アロンソ、おぉぉ、21秒台、はい、うーん、久々に、いぃぃ、うん、なんていうんだろう、快心の、という、うぅぅ、彼の、おぉぉ、手応えが、うん、コックピット映像でも、感じられましたよね、うん、」

福永 「そして、まぁ、そのあと当然ハミルトン、この2人、マクラーレンがワンツー、ちょっとフェラーリは厳しいのかなと言う結果がうかがえましたけれども…」

今宮 「そうですね、えぇぇ、んー、まぁ、昨日の、おぉぉ、2回目あたりから、そして今日のエフピースリー、えまっ、今日はもう、うぅぅ、ほんとに割とほんとにもう、予選、んーんんん、なんて言うんでしょう、を、意識した、えー、動きを、マクラーレン勢、とってきて、うん、タイム的にも、おお、うーん、安定してたんで、えぇぇ、つまりそれだけ、ええ、非常にやることが、もう、なんて言うんだろう、ん、全て、うまく、順調に、いぃぃ、全て、進んできていましたから、ね、えぇ、マクラーレンチィーム、はい、そしてこの、おぉぉ、結果ですから、そうゆう意味では、ほんとうに、あの、コース場に、おいてはですね、えぇぇ、すごく、二人のドライバーとも、え、いい流れ、で、えぇぇ、来ていると思いますね、まぁ、マクラーレンティームは、イタリアグランプリモンツァでは、あぁぁ、ワンツーフィニッシュは、1回も!ありませんから、あぁぁ、セナプロ時代もっ!ありませんでしたから、ここ、まで、来て、色んな、ほんとに、いぃぃ、色んなことが、起きているわけですけれども、マクラーレンティームアロンソハミルトンハミルトンアロンソは、ワンツーフィニッシュで、えぇ、まっ、レース上というんですかね、えぇ、レースィングな部分において、えぇ、速さを、とことん、出し切る、うぅぅ、それしかないでしょうね、それから、あぁぁ、あとは、どういう風に、いぃぃ、まっ、事が進んでいくかとゆうふうに、ねっ、これはもう、次元の違う話になってくるんでしょうけれども、まっ、そういった意味では、このワンツーポジションから、あぁ、マクラーレンティームが、はじめて!、イタリアモンツァで、えぇぇ、ワンツーフィニッシュを決められるかという、力的には!、ええ、ご覧になったとおりで、えぇぇ、色んな要素で、上回っているかと思われますね、だから、やっぱり、えぇっと、キミライコネンのあのトラブルは非常に大きかったですね、えぇ、この5番手のポジション、まぁ、ガソリン長め、えぇぇ、多め、えぇぇ、えぇぇ、で、いこうかと、いうのも、おぉ、キミだったら、考えられますけれどもね、うーん、まぁ、あぁぁ、ぶっつけ本番の予選、そして、えぇぇ、この、明日のレースになりますから、このサーキットで、えぇぇ、データ的には、十分じゃないでしょうし、僅差のバトル、うぅぅ、すっ、続いていくとは思うんで、えぇぇ、けっこう、その中で、そういういみ意味では、キミが、あぁぁぁぁ、やりきれるかという、ね、はい、このトップフォーの中では、あぁぁ、ライコネンだけが、こうしたトラブル、まみれて!ますんで、えぇぇ、そのへんが、zぁ、注目されますね、明日、あぁぁ、まっ、のレースでは」

福永 「そうですね、他のチーム、他のドライバーで何か期待する部分・・・・」

今宮の意味不明な発言に愛そう程度の相槌を入れてくれた福永アナの親切も顧みず、福永アナが喋り終わる前にかぶせて割り込んでくるアホの今宮。

今宮 「そうですね、また、あの、ビーエム勢が、また、何か、面白いことをやりそうだなと、ゆう、気配、あります、よね、えぇ、まぁ、ロスベルクは、あぁぁ、また、ぴたっと、来たし、いぃぃ、ま、日本勢でもトゥルーリ、いぃぃ、えっ、そして、えぇぇ、バトンですね、ホンダが、はい、ええ、10位ですけどもね、今年、あのー、ベストの、おぉぉ、グリッド、来ましたんで、ルーベンスバリチェロも12番手に来てるんで、えぇぇ、そうゆう意味で、ホンダ陣営が、あぁ、どれだけ、えぇぇぇぇ、モンツァ、で、んー、まっ、2度目のというんですかね、えへへへへ、えっ、入賞チャンスっていうか、切り開いていけるようなレース、を、見せてもらいたい、です、ね」

福永 「あとは、チャンピオンシップ争いに向けての、このマクラーレンがそのまますんなり行くのか、他が止めるのか、という・・・・」

福永アナが今宮の意味不明な一人語りを切ろうとするが、しつこく割り込んでくるアホの今宮。当然、質問された内容には答えない。なぜならアホの今宮には質問に答えるだけの脳がないからである。

今宮 「そうですね、まぁ、ポールトゥ、うぅぅ、ウイン、が、ほんとに、今シーズン、ほんとうに、いぃぃ、多い、いぃぃ、ですからね、12戦中、うぅぅ、8回、パターン、で、ええ、来てますからね、ええ、そういう意味ではやはり、うーん、今年のレース、うぅぅ、とゆうものは、主導権を取る、うーん」

福永 「はいっ!」

さすがに福永アナもカチンときたようで、「もう結構、黙れカス」ってな感じで引導を渡すような強い語調で「はいっ!」と割って入るが、アホの今宮の、中身もなければ意味もわからない喋りを止めることはできず…

今宮 「ワンツー取りましたからね、そういう意味では、フロントロー、マクラーレン、あぁぁ、思い通りの、おぉぉ、レースは、あぁぁ、描けるんじゃないかと、思います」

福永 「はいっ!今宮さん、どうもありがとうございました」

福永アナ、頑張る。喋り続ける今宮をおだてて、アホの今宮が調子に乗ったスキに、半ば強引に終止符を打つ。

今宮 「また明日、よろしくお願いします」

テレビの前の俺 「二度と出てくんな、このダボめが!」

福永アナの訊ねた内容と、今宮が答えた(つもりの)内容が、まったく噛み合っていない。というか、噛み合うとかいう以前に、日本語になっていない。又吉イエスさんの政見放送より聞き取りにくい。文字に開くのに30分もかかった。ナローバンド時代のメールボムか、お前は。無論、予選の総括にも決勝の展望にも不十分かつ意味不明。「そうゆう意味では…」って「どういう意味やねん!」。いやはや、気長にアホの相手をした福永アナ、お疲れ様でした。

土曜1時間、日曜2時間、ずっとこの調子で年間17戦。何言ってるか全然意味わからん。小難しい内容で分からないんだったらこっちの勉強不足だが、今宮の喋りは内容以前の問題。今宮本人も自分が何喋ってるのか分かってないはずだ。まるでキチガイ、右翼の街宣車。視聴者に対する嫌がらせとしか思えん。

それにつけても、この今宮純というオッサン、「解説者」とか名乗ってるくせに、全く解説をしていない。一体どこが「解説者」だというのか。

今宮は、解説していないというより、解説できないといった方が正確だ。これといった専門知識があるわけでもなし、特筆すべき人脈があるわけでもなし、「長年取材してる」という以外に何の取り柄ない。「ちょっとF1に詳しいただのオッサン」であって、解説者を名乗るような器じゃないんだな、これが。

分不相応な肩書きを背負ったオッサンにできることといえば、何も分からないから、分かってることを何度もしつこく繰り返して、「あー」「うー」と時間稼ぎをするだけ。誰も頷いてくれないから、自分で「ええ」「はい」と相槌。カタカナを並べるのは、自らを権威づけるための背伸び。

解説者ってのは、テレビの前のド素人に「解かりやすく説明してくれる人」のことだと思うんだけど、このオッサンがやってるのは、画面を見れば分かることをわざわざ難しくなるように掻き回してるだけ。順位とかそんなもんは画面テロップをみれば分かること。今回の例でいうと、マクラーレンがフロントロウ独占したことは、いちいち今宮に言われなくても知ってる。だって、今まで1時間、テレビの前に座って見てたんだから。

氏のサイトでは「スーパーバイザー」を自称していることからも分かるように、今宮本人は、ちゃんと取材とかしてるつもりで、すんごい分かりやすい解説しているつもりらしい。ところが今宮による「解説」の実態は、上に書き起こしたようなもので、「解」とも「説」とも付かない意味不明な「怪説」である。解説をしていないのに解説者を騙るのは身分詐称ではないのか。

なにしろ今宮は、横に川井ちゃんがいないと、ネタをパクって知ったかぶりすることもできない。去年までは年に数戦、フリー走行の中継にも出演していたが、ここには川井がいないので全く役に立たなかった。05年アメリカGPでは、ミシュラン勢がアタックをせずにピットを出ては入るを繰り返しているのに、全くそれに気付かなかったほどである。

今宮は、燃料の計算にしても、無線にしても、川井ちゃんがシコシコ計算して翻訳したものを、自分は何もしてないのに、さも「私が全部やりました」って感じで偉ぶる。ああいう計算って、空タン時のものと思われるタイムとの比較とか、停止時間と作業効率とか、あくまで推測でしかないから外れることも多いんだけど、こういう場面ではさっきまで便乗してたことをすっかり忘れて「ええですから」と後出しジャンケンで偉ぶる。

広く浅く薄っぺらい地上波なら、これでも「解説」として通用したのかもしれない。もっとも、古舘が実況のテンポを上げるために今宮をおだてているうちに、勘違いした今宮が増長しただけともいえる。もとい、だが、「マニア隔離場所」ともいうべきCSでは、今宮は全く通用しない。さらに、CSの解説者として新たに加わった小倉さんが、その知識・人脈は言うまでもなく、「おぐたん」という愛称で癒し系のキャラを確立するなどファンの人気を博するようになると、「先輩」であること以外に何も誇れるもののない素人の今宮は窮地に立たされることになった。

スタジオの小倉さんが何か解説しようとすると、今宮は執拗にかぶせて邪魔したり、割り込んで話の腰を折ったり、ネタをパクって自分の手柄にしようとする。その手法はあまりに露骨で、現地解説の座を死守するためには手段を選ばない今宮の意地の悪さが垣間見える。もっとも、このことが「今宮にいじめられて、おぐたんがかわいそう」と、さらに小倉さんの支持層をさらに固めることにつながるわけだが、小倉さんとまともに能力で競っても勝ち目がない今宮にとって、背に腹は代えられないというところだろう。

こんなのが20年も「解説者」として出演し続けていることが信じられないが、もっと信じられないことがある。なんと、「今宮純」で検索すると、今宮を支持する人間が散見されることだ。「解説できない自称解説者」を持ち上げる人って、どういう頭の構造してるんだろうか。脳の断層写真を見てみたい。

CSで見る動機の1つに「今宮の解説が聞ける」ことを挙げる人なんかもいる有り様。あれが解説か? お前は今宮の喋っていることが理解できるのか? 分かるものも分からなくなるぞ。中には「歳を取ったから若干ボケるのは仕方ない」なんていう人もいる。まるで昔はちゃんと解説していたかのような言い草だ。

今宮がアホなのは昨日や今日に始まったことじゃなくて、自分が知ってる限りでは1987年のフジテレビF1中継開始以来だから、少なくとも20年以上前からこの調子。

ピットに入ったマンセルを見て「マンセル、ここでタイヤ交換です」って、見たら分かるっちゅうねん。無交換作戦のピケを食えるかどうか、そこを解説せえっちゅうねん。表彰台でスネてるベルガー、場を読んでパフォーマンスで取り繕うロン・デニスを見て、一人で「感動します」とかいって泣き出すこともあった。あの白けきったポディウムの、どこ見て感動できるねん。「(セナが死んでも)それでもF1は続いていくんですね」ってなぁ、今宮ごときにごちゃごちゃ言われんでも続いていくっちゅうねん。ドライバーの死をうけて悲嘆に暮れるファンの前で、それをも自身の人気取りに使おうとする今宮ほど卑しいもんはなかった。

まぁ、インターネットなんて夢のまた夢だった昔は、ちょっとしたニュースを1つ拾うのも大変だったから、今宮みたいなのでもいないよりはマシと言えなくなかったんだけど、現在はニュースサイトは山ほどあって、チームのサイトに行けばリリースが読めて、FIAのサイトに行けばタイミングシートが公開されてて、F1公式サイトに行けばライブタイミングもチェックできる時代。放送席から「俺はこんなことも知ってるんだぞ」と威張っても、その程度のことは「みんな知ってる」んだよ。音声ブラウザみたく画面に出る字を読むだけで「解説」といえるのなら、字が読める人ならあなたも私も誰でもできる。

今宮の逃げ口上は「コースサイドで見てましたが…」。ほんとはパドックに行っても相手にされないから、コースサイドで暇つぶししてるだけ。自分はF1なんか乗ったこと無いくせに、偉そうにドライバーにダメ出し。テレビで見てる人たちは、「コースサイド」に行けないからテレビを見てるわけで、今宮は「ファンが立てない場所に立つ今宮」を自慢したいだけだ。大体、金曜日にシケインのブレーキングをミスったからといって、それが一体何なんだ。ミスろうが1位は1位、ノーミスだろうが20位は20位、それがレースというもんだし。

放送席ではドライバーを馴れ馴れしくファーストネームで呼ぶが、果たして何人にドライバーが今宮のことを認知しているのだろうか。今年7月の「こちあぐ」で、囲み取材の風景が映し出されていたけど、日本人ドライバーにも相手されていなかった。なんとなく取材してるようなフリして、メモ帳に落書きしてるだけ。ボイスレコーダー買えよ。こないだテレビでやってたけど、あんたみたいに中学レベルの英語も満足に身に付いていない人でも使える、翻訳機能付きのボイスレコーダーがあるらしいよ。

「解説」っていうんなら、F1ドライバーではなくともレーシングドライバーとして経験がある人とか、エンジニアやマシンの開発に携わった人とか、メカニックとしてマシンの整備を手がけた人とか、そういった専門職の人たちと深い交流があって直接ネタを聞き出してこられる人とか、それなりの器ってもんが必要だ。今宮にその器があるか? 観戦歴が長いというだけで、画面に表示された字を読んで、コースをはみ出したドライバーにケチ付けるだけで解説が務まるんなら、誰でも解説者になれるということになり、解説に全然ありがたみがなくなってしまうだろ。

色んなスポーツ中継があるけど、ここまでノータリンで場違いなド素人のオッサンを、20年以上にわたって「解説者」として起用し続けた例が他にあるか? 野球中継で解説の掛布さんが「鋭いスイングでした。ボールがスタンドに入りました。ホームランです。」とはいわねーだろ。1本のホームランの裏側には素人には分からない駆け引きがあって、それを茶の間に届けるのが解説の仕事なんだ。門田さんなんて「驚異の小宇宙・人体」かというほど、筋肉・骨格のレベルから解説するんやぞ。今宮は、それを一切していない。今宮には、そんなことできるわけもない。テレビ局の明らかな人選ミスだ。

ぶっちゃけた話、まだ、曲がりなりにも一応は元レーサーのマッチの方が遥かにマシ。まぁ、マッチがまともかどうかという議論はさておき、比較の対象がマッチという時点で今宮は終わってるというわけだ。「マニアはCSに行け」とぬかしやがったフジテレビ。CSでもなんでも行ってやるから、解説くらいまともなものを付けやがれってんだ。

解説者としては落第の今宮純も、だからといって決して人間失格というわけではない。「F1好きのオッサン」としてはそこそこのレベルだ。奇特なファンもいるようだから、そういう人向けに、ネットでシコシコと動画配信、気が済むまで「コースサイドで見てたんですが」、「再三申し上げていますが」、「そういう意味では」、「ベストベスト」と気が済むまでほざいておればよい。それが分相応というものだ。

今宮が解説者の器ではないことは論じるまでもない。解説することのできない人に、解説しろとはいわない。迷惑だ。もう喋るな。頼むから黙っていてくれ。ただ、解説できないのなら去れ。お願いだから早く辞めてくれ。あんたがいると、グランプリが楽しめない。

結局、しわ寄せは地方に回される… 馬インフルエンザ

割れた足の爪、ようやく伸びて切り落とすことができました。液体絆創膏の消毒成分が効いたのか、件の親指と、隣の人差し指の間の水虫が治まりました。他の指の股の水虫は一向に死滅しません。テレマートで買った紫外線治療器、2回目の夏になるけど全然ダメだね。


ということで、汚い話はさておき、本題の「馬インフルエンザ」について…。

お盆の中央競馬の中止で大きなニュースになった馬インフルエンザ。その週末は嘘・デタラメ・とんでもな見解も交えて大々的に報道され、その後、地方競馬に感染が拡大すると、普段は地方競馬には見向きもしないマスコミが押しかけ、「インフルエンザ」と「中止」の2つのキーワードだけをやたら強調される有り様。

どんなに面白いレースをやっても取り上げないくせに、こんなことだけは殊更に取り上げられるんじゃ、ただでさえ良くないイメージがさらに悪くなるというもんです。あれじゃ、ほとんど営業妨害です、はっきりいって。

通常、馬のインフルエンザウィルスは感染しても3~5日程度で体内から抜けるものとされています。感染しても発症前に体外に放出されることが多く、発症に至っても1~2日間、通常の風邪と同じような症状を起こす程度だということです。

元来、インフルエンザは、高温には弱いウィルスなので、夏場に流行することは珍しいものです。日本における前回の大流行は真冬でした。香港やフランスでも流行は秋から冬の時期に集中しています。

かつて香港で流行した際は、一部の感染馬が殺処分されたということですが、並みの抵抗力を持っている馬を死に至らしめるほどのウィルスではないので、この対応は拙速というか過剰反応だったということでしょう。

もちろん、国内の全ての競走馬はワクチンを接種が義務づけられています。今回も、感染しても発症しなかったり、発症しても病状が軽度で治められたりすることから、予防接種には一定の効果が見られると、JRA(の獣医)はコメントしています。ただ、夏場にもかかわらず、感染がここまで急速に拡大した背景には、ワクチンの効能である免疫機能の強化が十分に達成されていないという意味でもありますから、未知もしくは亜種の新型ウィルスだったという可能性が高いと思います。

オーストラリアの馬にも感染したということですが、山野浩一氏曰く「世界有数の厳しい検疫」とされるオーストラリアの検疫を突破したのなら、従来は想定していない新型のウイルスである可能性はますます高いと言わざるを得ません。

まぁ、今回は夏だから良かったものの、これから冬に向けてインフルエンザ禍が再拡大する可能性は否定できません。起きてしまったものは仕方がないので、事態の収束と再発の防止に全力を挙げてもらいたいところです。

さて、JRAは2日間の中止のあと、「出走予定馬の全頭検査を行い、陽性馬は出走させない」として、開催の再開に踏み切りました。1000頭単位の馬が所属しているJRAならではの力業、100頭単位の感染馬がいたって競走に必要な馬を集めることには事欠きません。獣医資格も持つ美浦の和田調教師が「発症していなければ競走能力には影響がない」と言い切っちゃっています。本当かどうかは知る由もありませんが、通常の風邪にかかっている馬でも、発症もしくは投薬がなければ普通に競走に出てきて走っているわけですから、指摘としてはあながち間違っていないと思います。

ただ、「陽性馬は出走させない」というのは、感染の拡大を防ぐ防疫上の措置としては妥当ですが、これをもって「公正競馬を確保するため」とすることには無理がありますね。なぜなら、屁理屈かもしれませんが、これでは毎週、風邪の検査もやってもらわないと、公正が確保できないということになります。JRAが「陽性馬の出走が公正を欠く」と言っていることになるわけですから。競馬開催を再開に漕ぎ着けるために無理矢理取って付けた大義名分ではないかという印象を禁じ得ません。

中央競馬はそれでいいかもしれません。ただ、割を食う地方競馬にとってはたまったものではありません。JRAとの交流が殆どない高知、福山、荒尾を除く全ての地方競馬場でインフルエンザ陽性馬が見つかっています。大井、金沢、水沢、旭川、そして園田では開催中止に追い込まれ、名古屋、笠松も開催の縮小を余儀なくされています。

なにしろ元々、地方は馬不足。そこへきて「インフルエンザ陽性馬は出走させない」となると、競走が組めません。地方から中央、中央から地方、地方から地方、それぞれに馬の移動に制限がかかっているので、交流競走もできませんし、JRAからの転入予定の馬も入って来なくなります。

園田競馬は先週木曜から今週、来週の全ての開催が中止になりました。表向きな理由としては、簡易検査で陽性と判定された馬が相当数にのぼったこと、そして陰性馬だけでは競馬開催に必要な頭数が足りないことが挙げられます。また、夏場ということで放牧されていた馬、トレーニングのために厩舎を出て牧場にいった馬、中央(主に未勝利)や地方他地区(主に道営)から編入予定だった馬などが入厩できないことも、頭数を揃えられない理由になります。

とにもかくにも、陽性馬を排除しても力業で開催することができるJRAと違って、地方競馬は陽性馬を排除してしまうと「開催しようにも馬がいないからできない」という状況なんです。

こんなこともあってか、先週日曜の佐賀競馬では、馬主会が競馬組合による出走馬の全頭検査を拒否する事態になり、組合は「公正を確保できない」として中止を宣言することになりました。馬主会と意見調整が十分に行われることのないまま、組合が「公正確保のための検査」を口実に開催強行を図ったためと聞いています。

「陽性だから出走できません。しかし競馬は予定通り開催します」となった場合、陽性馬の馬主は、出走できる態勢なのに出走できない馬の預託料を支払うことになります。これでは馬主はドブに金を捨てるようなものです。仮に陽性馬を5頭抱える馬主がいて、1頭あたりの預託料を月額20万円とすると、開催が強行された場合の損害額は100万円になります。1着賞金30万の世界で、100万の賞金を稼ぐのがどれほど大変なことか…。

馬主会といっても一枚岩ではなく、私の少頭数で楽しんでいる零細馬主から、地元の名士、中央でも馬を持つ大金持ちなどなど、それぞれに事情を抱えた人たちの集まりです。しかし、その実態はといえば、「会」としての意志を決定するのは多頭数を抱える「大手」に分類される馬主さんということになります。それにはそれで問題がないわけではありませんが、馬不足の背景に馬主減少という現実がある以上、多くの馬を預けてくれる馬主の存在は、零細馬主にとってもありがたい存在です。

以下、馬主の視点で書きます。

たとえば園田の在籍馬で最多数を占める「C級」の馬を持っているとします。これを中一週・月2回のペースで使って、4割くらいの確率で入着を繰り返したとして、出走手当と賞金を足して預託料に届くかどうかという世界です。開催が中止になってそのわずかな手当も入ってこないとなると、馬主にとっては預託料だけが丸々のしかかり大きなダメージです。

儲けようと思ってやってるわけではないんで手当と賞金で半分くらい返ってくればよしと思ってるわけですが、私らのように3頭前後の馬を、それも共有で持っている零細の馬主でも、そのランニングコストは月3~40万円近くにのぼります。10頭、20頭と預けている馬主さんになれば金額は100万単位にのぼります。預託料が払えなければ馬を手放すしかありません。手放した馬の行き先がどこになるかを想像できてしまう人には、気が滅入ってしまう話です。

佐賀では開催することによるデメリットを嫌った結果、中止という事態になったわけですが、一方で園田の例を出せば、中止によるデメリットがあります。いま、地方競馬が置かれているのは、やってもやらなくてもしわ寄せが来る状態ということになります。こんな時に、病気をバラまいた張本人である中央競馬が、「陽性or陰性?」という的外れな答案用紙を地方に押し付けて、ちゃっかりそしらぬ顔で開催されているというのは、なんとも腹立たしい限りです。

それでもまだ、馬主なんてもんをやってる人の大半は私を含めて道楽感覚なんで「いやならやめる」ことができますが、馬を預かり、調教をして、競走へ送り出し、賞金を稼がせることを仕事にしている方々は「やめる」というわけにもいきません。預託料というのは、馬を世話するためにかかる経費で、馬主が調教師に対して支払うものです。厩舎で馬を世話して下さる方々の人件費ではありません。彼らの収入は、競馬組合から支給される基本給と、競走馬を出走させるたびに支給される手当、馬主からの進上金(賞金の約5%)です。

ぶっちゃけた話、地方競馬の厩務員の方々の給料は、仕事のキツさに見合う額だとは思えない雀の涙のような額です。よっぽど馬が好きでなければできない仕事です。競馬が中止になると彼らの生活にも大きな影響が出ます。組合が補償を行うとしても、どこの地方競馬も台所事情は決して余裕のないものですから、持ち出しによって苦しい経営状態がさらに苦しくなります。「赤字即廃止」とお灸を据えられている競馬場にとっては、存廃問題に拍車を掛けることにも繋がりかねませんから、「補償しろ」と口に出すことさえはばかられます。

中央競馬の場合は、中止になった2日間に出走を予定していた陣営に補償金が支給されました。満足な額とはいえないまでも、無いよりはマシな額といえます。1週間後には再開され、救済の色を含んだ番組の改訂も行われています。園田競馬については、現在までのところ、私の耳にはそういった話は入ってきていません。小口の馬主は後回しにされてるのかもしれませんが…。

中止になった7日分をどこかで代替開催するというアイデアも考えられますが、厩舎フル回転で週3日ペースの頭数を揃えるのがやっとという状況で、4日目の開催をやるという話になっても、出られる回数が増えるわけではなし、ファンの財布が付いてこなければ、いたずらに開催にかかるコストが増すだけで、意味がありません。

中央競馬の中止が決まった日、『報道STATION』のインタビューを受けた関口房郎氏が「中止になった分の預託料は誰が持つんだ?」といった発言をしていた記憶があります。ほんと、誰が責任を持つんでしょうね。「公正競馬」という言葉を隠れ蓑にして、立場の弱いところへ責任を順送りにしていくのはよろしくないですよ。


全国で行われる競馬のために、競走馬が辿る道のりは、一般の皆さんが想像される以上に長く、そして多岐にわたります。

たとえば、私が園田で走らせている、日本の競馬のピラミッドの最底辺に位置するようなお馬さんでも、北海道は門別に生まれ、乳離れと同時に平取にある施設に馴致と育成に出され、買い手を捜してはセールに連れて行かれ、売れ残って千葉の牧場でドナドナ寸前のところを調教師さんが見つけて私が買うことになり、体重が増えなくて認定競走なんかとっくに終わった3歳になってから入厩する馬もおれば、本場馬の追い切りではなかなか絞れないんで一旦外に出して滋賀の牧場で乗り込みしてもらった馬もおり、基礎体力を付けるために西脇の坂路に持っていった馬もおり、とそれはそれは一頭一頭に波瀾万丈なんです。

国内だけでも大きく分けて中央と地方、20以上の競馬場があって、さらに中央には東西に巨大なトレセンが1つづつあり、地方でも兵庫県のように競馬場とは別にトレセンを持っていますし、北海道や南関東ではすっかり定着した外厩というものもあり、いわゆる「ミニ放牧」で活用される施設あり、大手の馬主さんが個人的に運営しておられる放牧場なんてものもあります。それらに入厩・在厩する馬は、馬産地に星の数ほどある生産牧場や育成牧場から送り込まれてくる馬です。現役の競走馬のみならず種牡馬・繁殖牝馬・乗用馬、競走馬以外の在来種の馬の移動履歴まで含めるとなると、国鉄もビックリ、とんでもないダイヤグラムが出来上がるはずです。

道路事情、馬輸送のノウハウ、様々な要素によって今や日本の競馬は「馬の移動」なくして成り立たないほどのボーダレス化が進んでいます。と、同時に、数年前にヨーロッパでえらい騒ぎになった口蹄疫や、今般のインフルエンザ大流行のような、馬の接触によるリスクも拡大しました。国内交流には飽きたらず国際化路線に突き進んでいく21世紀の日本競馬にとって、将来的に避けられない、拡大する限り付きまとうリスクです。「危機管理」という言葉があるように、危機を回避する術だけでなく、危機との遭遇を前提とし、危機と正面から向き合うことが求められているような気がします。


しっかし、岩田は騎乗停止、園田は開催中止、秋競馬がはじまったというのに全くテンションが上がらん。再来月の預託料を貯金しとかなあかんから、しばらく馬券お休みで…。

 Restore Buffaloes !!

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