えっ、山海堂が潰れたですって!?
「週刊エフは毎週火曜日発行です」ということで、晩飯たいらげて、最新号をダウンロードして、新刊のチェック用に拙作配信してるRSSを更新して、ついでだから読む前に2ちゃんのスレでも覗いとこうかなぁんてやってたんですが…
「我が目を疑う」っていうのは、こんなときのためにある言葉なのではないかと…。
山海堂12月3日付で業務停止 解散へ
雑誌「オートテクニック」「F1 MODELING」などホビー,土木,工学関係の書籍で知られる山海堂(東京・本郷)は12月3日昼ごろ,全社員を集め解雇と解散する旨を伝えた。同日業務を全面的に停止し,債務整理を弁護士に一任した。信用調査機関の調べによると,平成18年2月期の時点で売上高は10億円,金融機関の借入金は10億円。負債は約17億円程度と推計される。
今後については,「現段階では未定。一両日中に方向性を決定」とのこと。社屋はロックアウトされ,社員は解雇されている現状から自己破産の手続きがとられることが濃厚とみられる。
なんつーかもう、私にとっては、「ライコネン逆転王座!」よりも、「アロンソ、ホンダ入りか?」よりも衝撃的なニュース。
今年最大級の ガ━(゚Д゚;)━ン!! ですよ。
とるものをとりあえず、「『週刊エフ vol.183』はドタバタの中でも定期発行されたのか」と思うと、ほんと涙出そうになりましたよ。
この夏、「『週刊エフ』のバックナンバーを保管して補完するサイト」が転送量過多でパンク寸前になったとき、あっちのスレに「1人1日50個でも3~5人で2GB突破しちゃうんで・・・ まとめて持っていっても、どうせまとめて50個も読むことはできないんだし、できれば、要るときに要る分だけを持っていくように協力してくださいです。私が死ぬか、山海堂が倒産するかでもしない限り続けますんで、慌てんでも大丈夫です。」
なんて書いちゃったんですよ。
いや、まさか本当に潰れるなんて思ってもみなかったから、書けたんですけどね。住人さんにバッチリ突っ込まれていました。なにわともあれ不用意な発言だったなと、後悔しています。
さて、出版業界の内情なんて全然知りませんけど、経営者の端くれとして言わせてもらうなら、この規模の会社で負債17億円ってのは尋常な額とは思えません。ちょっとづつ膨らんでいった負債なら、こんな大きな額になる前に潰れてるはずです。この額は、経営陣が、決定的なミスショットで一発計上しちゃったものではないかと思ったり、思わなかったり…。まぁ、人様の会社のことですし、あくまで想像でしかないんで、適当なことを言える立場ではないですけどね。
それにしても、こうしてしみじみと思いを致すと、山海堂はモータースポーツに限らず自動車整備の専門書などもたくさん発刊しておられるんですよね。今こうやってブログ書いてる机の横の小さな本棚には、山海堂の書籍がたくさん並んでるんです。お堅いジャンルの本ですから“バカ売れ”することは決してないんでしょうけど、「この会社にしか作れない」、「この会社だから作れた」、って感じの本を出してくれる会社だったような気がします。
一番の関心事であるF1の方でいえば、「オートテクニック」、その増刊としてスタートした「GPX」と読み続けてきました。暮れの総集編とか、故・中村良夫さんのコラム集とか、セナの手記とか、関連書籍も随分買ったものです。うさんくさい人の陰謀で「GPX」は廃刊になりましたが、このピンチを乗り越え、「Grand Speed F」と名前を変え、他社のモータースポーツ専門誌とは一線を画す独特の味わいを守ってこられたのは山海堂の功績に他なりませんでした。「週刊エフ」として生き残ってるんだと知ったときは、めちゃんこ嬉しかったですもの。
会社の消滅は避けられない事態に直面してしまい、社員・従業員の皆様は暮れの寒空に放り出される形になり大変お気の毒ではありますけれども、編集部の方々には「なんとか雑誌の発行だけは続けてほしいな」というのが、愛読者の偽らざる本音です。F1専門誌なんて他の会社からも出てますけど、私にとっては「買うのはここだけ」っていえるくらい思い入れのある雑誌です。何よりも、かれこれ20年以上にわたって培われてきたテイストとでもいいましょうか、それが無くなってしまうのだとしたら、あまりにも勿体ないことです。












